使用期間は1開始が5月24日でV3クリアが7月26日。
使用金額はSteamセールで1と2が各641円、絶対絶望少女が1520円、V3が1257円、ゼロが中古で上下巻390円、3見るためのdアニメストア加入で400円のしめて4849円。
ダンガンロンパ/ゼロ
メイントリックがバレバレの前日譚小説。
マジでメイントリックがバレバレだしそもそも前日譚あんま好きじゃないしで割と読んでて苦痛だったくらい(他のゲームは長くて1週間とかでクリアしたのにこれ読むのは2週間かかった)なんだけど、江ノ島盾子が松田夜助のこと結局どう思ってたのかよくわからない感じはけっこう好き。
江ノ島本人のセリフでも地の文でも松田のこと狂おしいほど愛してたとか言ってるけど、実際お前記憶取り戻したらドキドキしなくなってたやんけ、という。
これ読んだ時点では「ダンガンロンパ、まぁこんなもんか……」くらいに思ってたので次の2が文句なく面白くてよかった。
予備知識ほぼ0の状態でプレイできた2作目。
ダンガンロンパ、メインキャラが誰なのか知らない状態でプレイできるだけで明らかに面白さが跳ね上がる。「なんかこの七海って子、妙に裁判で活躍するしメインヒロインか……? いやでもそう思わせて裏をかいてあっさり死んだりするのでは……?」とか思いながらプレイするの楽しすぎる。
1の感想では「江ノ島はラスボス」に比べて「霧切さんはヒロイン」が大したことないネタバレのように書いちゃったけど、とんでもない重大ネタバレだったわ。
特に面白かったのはまぁ5章。狛枝の狂った人格と才能を前提にした破滅的かつ電脳世界でしか成立しないトラップと「狛枝でもモノクマでもなく七海を信じる」って解決法まで完璧すぎる。
クリアした後思い返して「よく考えたら全部狛枝の思い通りじゃねーか!」ってなる感じもいい。無敵キャラかよこいつ。狛枝がいる限り江ノ島が何しようが空から隕石が降ってこようが人類が滅ぶ可能性ないんじゃないかな……。
好きなキャラは狛枝と七海で迷うけど七海。かわいいよね、「やっぱバーチャルに恋しちゃダメだよなあ、とみんな思いつつも、やっぱりバーチャルってのは恋する為に作られるんだ」、みたいな。
なのでまぁ……3にはめちゃくちゃ思う所がある……。
ところでFate/EXTELLAのセファール戦ってあれきのこが巨大江ノ島やりたかっただけですよね? 竹箒日記で「アニメ系3Dに特化した日本のゲームにしかできないインパクト」ってベタ褒めしてるし。
絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode
1では気を失ってる間になんか江ノ島倒してなんか外に脱出することになってた腐川をメインキャラにするってチョイスがいいスピンオフ。
別につまらなかったわけではないんだけど、他のゲーム3作と比べて具体的に「ここが面白かった!」みたいな要素、特に思いつかない。
ゼロと3もそうだけどやっぱ学級裁判やるかどうかで面白さがぜんぜん違うわ。
希望の戦士後半の言子・新月くん・モナカは結構好き。逆に1章2章の大門大と煙蛇太郎に「虐待で気が狂った子供」以上のキャラ立てが存在しなくて心底どうでもいいのはこの作品の欠点だと思うけど……。
ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 未来編/絶望編 /希望編
なんか評判悪かったからどんなもんかと思ってたらマジでつまらなかった3作目。
・「色々なドラマを経ながら江ノ島にねちねち精神攻撃されて絶望落ちしたのかと思っていたら単に洗脳ビデオ見せられただけだった絶望の残党」
・「2のラストで未来はどうなるかわからないから可能性が低くても頑張っていこうぜみたいな話してたのに実際はカムクライズルパワーで全部あっさり解決」
・「2のラストで七海はゲームの中にしかいないからみんなの記憶が消えたら七海の存在もなくなってしまう……とかやってたのに普通に実在していた七海」
・「人狼風デスゲームが全く面白くない」
とか無限に文句が出てくる。
いやまぁ3の存在が2のラストを台無しにしていることに関しては2の存在自体も1ラストの「外に出れても世界がどうなっているのかはわからない……もしかしたら大気汚染であっさり死ぬだけかも……」みたいな余韻を同じように台無しにはしてるし、洗脳ビデオで江ノ島の格が死んだことに関してはよく考えると1の5章で事件捏造してた時点でだいぶカリスマ性怪しいし、デスゲームのつまらなさに関しては宗方の「現実はゲームじゃないからルールなんてない!」みたいなセリフで何がやりたいのかは理解できたんだけど。
でも純粋につまらないのだけはちょっとどうにもならないかな……。
なんか賛否両論みたいな話だったからどんなもんかと思ってたら今度は面白かった4作目……4作目でいいのか?
これもまぁ事前情報ほとんどない状態でプレイできたので1章の叙述トリックから6章の超展開まで100%楽しめて良かった。
特に好きなのは1章と4章で、1章はもう言わずもがなって感じだよな……。「最原くんが犯人じゃないことは私が誰よりもわかってる」(2回目)くらいまで完全に赤松さんが主人公だと信じ切って「やっぱ自由行動は男主人公で女の子と会ったほうが楽しいよな……まぁいいけど……」とか思ってた。
1章クリアした時はしょっぱなからこの面白さなのにこっから何すれば賛否両論になれるの!?ってめちゃくちゃびっくりしたよ。(実際クリアしたらまぁ賛否両論なのに納得はした)
4章はメイントリックがあまりにもバレバレでナメてたら実はゴン太にプログラム世界の記憶がないって第2トリックが仕込まれてたのに完全にやられた。笑わない数学者トリックだ。
それまでにあった「ゴン太は本当にバカだなー」「裁判も後半戦なのにまだ理解しとらんのか?」みたいなセリフが一気に反転するのエグすぎる。ゴン太はちゃんとぷろぐらむ世界がなんなのか理解しようと頑張ってたのに……。
6章はまぁキレる人がいるのも理解できるけど僕は全然ありだったね。多分後追いで一気にプレイしたのもよかった。ダンガンロンパ楽しむ気持ちとかバッサリ斬ってくるので、そりゃまぁ発売前からダンガンロンパの新作を指折り数えて待った上でV3をプレイした人とかキレてもおかしくはない……。
いやそれにしたってなんかよくわからないキレ方してる人もいっぱいいるっぽいけど。
ダンガンロンパV3の作中でダンガンロンパ1~3をフィクション扱いしたからダンガンロンパ1~3が台無しになったと思う人、ティガ&ダイナ&ガイア、超ウルトラ8兄弟、平成ジェネレーションズFOREVERとか見た時も出演してるウルトラマンや仮面ライダーのシリーズが台無しになってると思うのか……?
模倣犯発言的にダンガンロンパ世界実在説もありなように書かれてるわけだけど、個人的には探偵部屋の事件ファイルがイラストから写真へ途中で変化した件があるのでフィクションなのはマジだったんだろうと捉えている……でもオーディション映像やプロローグ映像わざわざ捏造するような奴らだし探偵ファイルのイラスト捏造くらいは普通にする気もするな……どうだろ……。
もしダンガンロンパ4出てたら多分普通に実在説取ってると思うんだけど(フィクション説取った上でV4出すと最原の説得が完全に無駄だったことになるので)(前作でプレイヤーの想像に任せたラストを次回作で答え明言するのがこのシリーズの作風なので)、なんかスタッフ独立別会社設立しててもうダンガンロンパ続編出ないっぽいんだよな。
好きなキャラは特にいない……というか、ダンガンロンパって1の霧切さんと2の七海でメインヒロインがめちゃくちゃ魅力的なゲームだったので、V3の赤松さんが必然的にどうしようもなく影が薄いのは不満といえば不満。